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私立高校生への就学支援金制度により、学費の滞納者が過去最低レベルに (2012年12月10日)

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全国私立学校教職員組合連合は、「2012年9月末私立中高生の学費滞納・経済的理由による中退調査」のまとめを公表しています。

9月末での3ヶ月以上の学費滞納生徒のいる学校は267校(335校の79.7%)に3,657人(全調査対象生徒の1.31%)おり、また、9月末での経済的理由での高校中退生徒は25校(335校の7.5%)に38人(同0.01%)いました。

滞納生徒の割合は過去最低レベル、中退者数は1998年の調査開始以来最低の数値で、昨年に比べて半分、一昨年の1/4になっています。

私立中学校で3ヶ月以上の学費滞納生徒数は81校(151校中53.6%)に217名(0.34%)おり、調査した生徒に占める割合は0.34%でした。また、経済的な理由で中退した私立中学生は4月以降4校で5名いました。

中学学費滞納者数の経年比較では2011年は58校(145校中40%)に152名(0.27%)、2010年は71校(144校中49.6%)に196名(0.36%)となっており、大きな変化はありません。

「現行の就学支援金制度と都道府県の減免制度で、学費滞納や経済的理由での中退状況の変化は」についての記入者からのアンケートでは264校から回答があり、「減少した」「ある程度減少した」が141校(53.4%)あり、半数が学費滞納、中退者減少を実感しています。そのなかで特に「減少した」の伸びが顕著です。

「就学支援金と県の減免制度で、今年度の入学者の状況はどうなりましたか」についての記入者からのアンケートでは265校から回答があり、「ある程度増加した」は61校(23.0%)と増加し、「減少した」は半減しました。

子ども達の教育にしわ寄せがこないように、きちんとした形で適切な学費援助を行っていくことが不可欠でしょう。

「2012年9月末 私立中高生の学費滞納・経済的理由による中退調査」のまとめ:全国私教連



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投稿者 kksblog : 2012年12月10日 23:15


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