●いじめ「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」約7割 (2012年12月04日)
文部科学省により、「いじめの問題に関する児童生徒の実態把握並びに教育委員会および学校の取組状況に係る緊急調査」の結果が公表されています。
国公私立の小・中・高・特別支援学校における、平成24年度当初から今回の調査の時点までにおける、いじめの認知件数は、約14万4千件であり(平成23年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果約7万件※平成23年度間の件数)、児童生徒1千人当たりの認知件数は10.4件(平成23年度5.0件)でした。
いじめの認知件数は、小学校88,132件(平成23年度33,124件)、中学校42,751件(平成23年度30,749件)、高等学校12,574件(平成23年度6,020件)、特別支援学校597件(平成23年度338件)の合計144,054件(平成23年度70,231件)でした。
いじめの認知件数のうち、「いじめが解消しているもの」の割合は、78.9%(平成23年度80.2%)。いじめの態様(複数回答可)については、「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」の割合が66.8%(平成23年度65.9%)と最も多い結果となりました。
続いて、「ひどくぶたれたり、叩かれたり、蹴られたりする」37.1%、「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをして叩かれたり、蹴られたりする」30.6%、「嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされたり、させられたりする」26.6%となりました。
国公立の小・中・高・特別支援学校における、「いじめの認知件数のうち、学校として児童生徒の生命又は身体の安全がおびやかされるような重大な事態に至るおそれがあると考える件数」は、278件(小学校62件、中学校170件、高等学校41件、特別支援学校5件)です。
いじめによって子ども達の心に大きな傷がついてしまわないよう、家庭でもよく子どもの様子を見たり、話を聞いてあげるなどの工夫が大切でしょう。
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投稿者 kksblog : 2012年12月04日 18:18