« 大学向け授業支援システム、教員の講義や学生指導の自己評価などに活用 | トップページへ | 熱心さで意識二極化 大学生就職広報活動開始直前の意識調査結果まとめ »

新成人の9割が「将来に不安」これから大事にしていきたいものは「お金」 (2012年12月21日)

bunki_121221.jpg来年の1月14日は成人の日です。大学や専門学校などに通う人、働いている人、お母さんになっている人、同じ20歳といってもさまざまでしょう。名実ともに「大人」と認められる20歳という節目に、彼らは自分の人生をどう捉えているのでしょう。

セイコーホールディングス株式会社は、2013年に大人の仲間入りをする全国の新成人の人生観(自分の現在・過去・未来についての見方や考え方)を調査しました。これによると、大半が目標や夢をもちつつも、将来に不安を抱いているようです。

現在について、今の自分の人生を一言で表現してもらったところ、「平凡」が最も多く、その他に「努力」「波乱万丈」「山あり谷あり」「楽」などが挙がりました。今後3年以内に達成したい目標を持っているのは約8割、具体的には、「単位取得・卒業」が最も多く、「貯金」「資格取得」「就職」が続きました。男女別にみると、女性では「貯金」が「単位取得・卒業」よりもやや多くなっていました。将来に備えておきたい、という気持ちがあるのでしょうか。

過去については、「もっとやっておけばよかった」と思っていることに「勉強」「遊び」が多く挙がりました。戻りたい、と思う時代は、男性は中学生が多く、女性では高校生が多くなっています。「楽しかった」「充実していた」という人と、「もっと勉強しておけばよかった」「もう一度やり直したい」と公開している人と大きく分かれているようです。

さて、未来については、約7割が将来の夢を持っている、と答えています。具体的な「夢」とは、大変が希望する職種についてのものでしたが、結婚や貯金、中には「長生きして日本がどうなっているかを見る」という回答もありました。そして、実に9割が自分の将来に不安を感じています。その理由は圧倒的に「就職難・雇用不安」で、他の回答を大きく引き離しました。回答者の多くが学生だったこともあり、就職や雇用に関することが何より心配なのでしょう。

これから先、大切にしたいものは、健康や時間を抑え、「お金」がトップでした。雇用や経済が不安定な中、お金を大切に使って生活に困ることがないようにしたい、と考えているのでしょうか。地に足がついている、とも言えますが、これから成人する若者の回答としては、あまりに夢がないようにも思えますね。

SEIKO 2013年新成人の人生観についての調査:セイコーホールディングス



« 大学向け授業支援システム、教員の講義や学生指導の自己評価などに活用 | トップページへ 熱心さで意識二極化 大学生就職広報活動開始直前の意識調査結果まとめ »

最新記事一覧

投稿者 kksblog : 2012年12月21日 22:20


コメント
ブログ内検索
昔の記事を読む
メルマガ・RSSで読む
毎週木曜日、1週間分のニュースをまとめてお送りします(無料)。
<サンプルはこちら>

【購読はこちら】
ネタを提供する
教育に関するネタ大歓迎。お気軽にどうぞ!!



KKSブログ for mobile
mobileaccess.gif

最新15記事をご覧いただけます。


KKS Web News 教育家庭新聞(C) KKS ブログトップ