●文部科学省の平成25年度予算概算要求「特別重点要求および重点要求」概要 (2012年11月13日)
文部科学省は、平成25年度予算概算要求を提出し、平成24年度の予算額から4079億円増の6兆455億円としました。このうち、4943億円は、教育改革の推進などを目的とした「特別重点要求および重点要求」として計上しています。
特別重点要求として564億円であり、主な項目としてグリーン成長をけん引する先端・革新的技術開発(354億円)と最先端研究開発による医療イノベーションの実現(210億円)の2項目です。
重点項目要求は4380億円で、社会経済のイノベーションを進め日本再生を実現する人材育成(157億円)、「学びのセーフティネット」の構築(969億円)、大学づくり(985億円)、グローバル人材の育成(301億円)、学校施設の整備(560億円)、基礎から実用化まで一貫したイノベーション創出(284億円)、科学技術による日本再生(588億円)、研究開発基盤の強化促進(333億円)、オリンピック誘致・開催支援(43億円)など9項目に分かれています。
教育に関わる主な項目をご紹介します。
◆少人数学級の推進など計画的な教職員定数の改善
教員が子どもと正面から向き合い教職員体制の整備に向け、35人以下学級の推進、特別支援教育の充実に向け5,500人の定数改善予算
◆高等学校等改革リーディングプロジェクト
小中一貫教育や中高一貫教育等の充実、社会・職業への移行に必要な能力等を育成する予算。
◆理数教育の充実
理科教育等設備費の補助拡充、小中学校への観察実験アシスタントの配置など、児童生徒の科学的思考力を育むための環境整備を推進。
◆すべての若者に修学機会を確保する大学等奨学金事業
希望者全員に奨学金を貸与できるよう貸与人員を増員するとともに進学前の「予約採用」枠を拡大。きめ細やかな奨学金制度の構築に向けた準備や返還者の状況に応じたきめ細やかな対応。
大切な税金を有用に活用するために、より効果的に効率よく運用してほしいものだと思います。
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投稿者 kksblog : 2012年11月13日 21:01