●博物館の裏側を垣間見る 科博「自然史標本棟」見学スペース公開開始 (2012年11月13日)
11月13日は茨城県民の日です。これに合わせて、国立科学博物館ではつくば市にある同館の筑波実験植物園の「自然史標本棟」の見学スペースの公開を開始します。公開日、公開時間は筑波実験植物園に準じ、植物園の入園料のみで、追加の見学料は必要ありません。
この見学スペースでは、自然史標本棟1F「大型動物骨格・化石標本室」に収蔵されている、クジラや象などの大型動物の骨格標本などの収蔵状況をガラス越しに見学することができます。また、国立科学博物館の標本資料や研究活動についての紹介映像・パネルを見ることができます。
国立科学博物館では400万点を超える標本資料を収蔵しており、「自然史標本棟」では動物や植物、岩石・鉱物や古人骨標本などを収蔵しています。これまで保管していた東京地区から筑波に移転するため、標本棟の計画段階から、1Fを「見学スペース」とし、標本室の一部を見学できるよう進めてきました。標本資料の収集・保管や研究活動と言った、博物館の重要な活動でありながらも人々の目にあまり触れることのない「バックヤード」を広く知ってもらうというのがその目的です。
9か月にわたる移転作業が今年3月に終了し、建物内の標本資料の整理がある程度進んできたことをうけて、新しい標本棟がある茨城県にちなみ、茨城県民の日を公開開始日とすることにしたものです。
「博物館」というと展示施設のイメージがまず浮かびますが、この見学スペースでは、研究施設としての面を目にすることができるでしょう。博物館が標本資料をどのように収集・保管しているか、またそれを元にどのような研究活動を行っているかを知ることができ、見学者たちも「もっと知りたい」という気持ちを触発されることでしょうね。
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投稿者 kksblog : 2012年11月13日 09:08