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9割以上が英語教育に不満、「実用的な英語力が向上しない授業内容」 (2012年11月29日)

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楽天リサーチ株式会社により、未成年の子どもを持つ16歳から69歳の男女計1,000人を対象に日本の英語教育に関するインターネット調査が実施されました。

調査対象者中、日本の教育制度に満足していると答えたのは26.0%でした。不満だと思う点を複数選択でたずねたところ、「教員の教育レベルの低下」(63.0%)、「学級崩壊、校内暴力、不登校等の増加」(51.9%)、「学費負担」(47.8%)、「閉鎖的な学校の対応と教師の負担」「学生の学力低下」(ともに47.6%)が上位の回答となりました。

日本の英語教育に満足しているかどうかを全員に聞いたところ、9割近く(86.6%)が満足していないと回答。不満点(複数選択)のトップ3となったのが、「実用的な英語力が向上しない授業内容」(68.8%)、「英語を話す機会が少ない」(66.4%)、「受験英語と実践英語の乖離」(60.2%)となりました。

自分の子どもにグローバルな視点を持って欲しいかどうかという質問では、9割以上(93.6%)が「はい」と回答。子どもに国際競争で戦える能力を身につけさせたいと思うかという質問では、「やや思う」(32.0%)、「思う」(29.3%)、「かなり思う」(22.0%)の合計が8割以上(83.3%)となりました。

その8割以上の回答者を対象に、国際競争で戦える能力を子どもに身につけさせるためにはどのような英語教育が必要だと思うかを聞いた(複数選択)ところ、トップは「ネイティブや専任教師、国際経験のある教師の積極的な採用」(54.4%)、次いで「受験英語から実践英語に授業・勉強方法を切り替える」(52.8%)、「英会話に重点を置く」(51.5%)となりました。

さらに、国際競争に勝てる人材に育てるために、海外留学をさせたい(あるいは、すでにさせている)かを全員にたずねたところ、結果は、「はい」が33.1%、「いいえ」が17.0%、「分からない」が49.9%となりました。

「はい」と回答した人に、海外留学の期間を聞いたところ、「1年以上2年未満」が42.0%で最も多く、「半年以上1年未満」(20.8%)、「2年以上3年未満」(16.6%)がそれに続いています。

子ども達には生きた英語を楽しく身につけて欲しいものです。学校での教え方には工夫の余地があるのかもしれません。

日本の英語教育に関する調査|【楽天リサーチ】



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投稿者 kksblog : 2012年11月29日 19:12


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