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特許出願が多い技術分野から、大学の特許総合力をランキング (2012年11月24日)

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特許分析を実施しているパテント・リザルトが、大学・TLOにおいて「機械分析」と「遺伝子」に関連する技術に着目し、各機関の競争力に関する調査を行いました。

特許出願が多い技術分野からの選択で、「機械分析」は「材料分析」分野、「遺伝子」は「生命工学」分野の中でも特許出願が急速に増加しています。集計の結果、「機械分析」は1位 慶応義塾、2位 北陸先端科学技術大学院大学、3位 金沢大学で、「遺伝子」は1位 九州大学、2位 岡山大学、3位 京都大学でした。

「機械分析」については、 慶応義塾は「サンプリングや試料調整」などの技術に強みを持っていて、堀場製作所との共同出願が多く見られます。また、「粒子の特徴の調査」などに関連する技術にも強みが見られます。 北陸先端科学技術大学院大学は「生物学的材料の調査」や「走査型プローブ顕微鏡」などの技術に、金沢大学は「走査型プローブ顕微鏡」などの技術に強みを持っています。

「遺伝子」については、九州大学の注目度の高い特許には「延命や抗老化効果、感染防御効果を有する物質」や「ハウスダストアレルギーの原因となるダニ・カビ類の検出」に関する技術などがあります。また、森永乳業と「食品や臨床試料中に含まれる微生物の検出法」などについて共同出願をしています。 岡山大学の注目度の高い特許には「哺乳動物における新規トランスポータータンパク質」に関する技術などが、また京都大学の注目度の高い特許には山中伸弥教授のiPS関連特許が挙げられます。

大学の研究成果が、企業の技術となり、特許化によって、さらななる研究の活性化へとつながることで、産学連携はますます発展するといいですね。


大学・TLO「材料分析:光学関連技術」の特許総合力ランキング | 特許分析のパテント・リザルト
大学・TLO「材料分析:機械」技術の特許総合力ランキング | 特許分析のパテント・リザルト



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投稿者 kksblog : 2012年11月24日 04:53


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