●いじめへの対応で解決した件数 小学校68%、中学校77%、高等学校85% (2012年11月09日)
東京都教育委員会は、7月に都内全公立学校に対して「いじめの実態把握のための緊急調査」を実施。各学校におけるいじめやいじめの疑いがあるような事例の把握を行いました。
さらに、9月には、各学校で把握したいじめやいじめの疑いがあるような事例について対応状況を把握するために、「いじめの対応状況把握のための調査」を実施しました。
「いじめの実態把握のための緊急調査」の対象となったのは、都立全公立学校2,184校(小学校1,304校、中学校631校、高等学校189校、特別支援学校60校)。
7月の緊急調査においていじめと認知した事例の対応状況は、解決した件数が小学校68%、中学校・中等教育学校77%、高等学校85%、特別支援学校90%となりました。
解決に向かっているが対応を継続中としている件数は、小学校が28%、中学校・中等教育学校が21%、高等学校が11%、特別支援学校が10%。そして、指導を継続中の件数は、小学校4%、中学校・中等教育学校2%、高等学校4%、特別支援学校0%でした。
この調査の結果を受けて、都内62市区町村教育委員会が行った取組としては、「各学校のいじめと認知した全ての案件について、学校の対応状況の確認を行った」が59件。「校長会・副校長会等において、いじめ問題に関わる取組の一層の充実について徹底を図った」が57件。
続いて、「各学校のいじめの疑いがあると思われている全ての案件について、学校の対応状況の確認を行った」が61件、「いじめ問題に関わる教員研修を実施した」が40件でした。
また、都教育委員会では、社会全体でいじめを許さない気運の醸成として、いじめ防止のためのシンポジウムの開催(平成24年9月29日)、臨時区市町村教育委員会指導事務主管課長会(平成24年10月1日)・都立学校臨時校長連絡会(平成24年10月2日)の開催など、様々な取組を行っています。
いじめを許さないという強い姿勢を持ち、悲しい事件がこれ以上起こらないように社会全体でいじめ防止対策に取り組んでいくことが重要でしょう。
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投稿者 kksblog : 2012年11月09日 17:19