●時間不足は「メリハリ」に変換!はたらく母親たちは前向きに行動している (2012年11月09日)
妊娠・出産を経て仕事を続ける女性が増えていることにより、親子のライフスタイルも変化していると感じられます。男女が同じように働ける社会を目指していても、まだ家庭の、特に家事・育児について女性の役割は伝統的に重く、はたらく自分と、母である自分とのジレンマに陥る女性は少なくないようです。
株式会社カウネットが運営する、はたらく女性向け情報サイト「わたしみがき」では、全国の仕事を持つ女性を対象に「子供の学び」に関する調査を実施しました。これによると、子育てしながら仕事をする、いわゆるワーキングマザーであることのメリットは、子育てと仕事による「時間のメリハリ」と考える人が多い一方、ママ友とのつながりや情報不足といったデメリットも感じているようです。
小学生以下の子供を持つ、はたらく女性に「子供の学びについて、はたらく母親だからこそ感じるメリット・デメリット」についてたずねたところ、デメリットとして「子供と過ごす時間が少ない」が約6割と最も多くなりました。一方でメリットとして「子供に使うお金の余裕がある」「自分の時間と子供との時間にメリハリがある」「子供に自立を促しやすい」といったことが、それぞれ約4割を占めており、むしろ「はたらく母親」であることを前向きに捉えている様子がうかがえます。
また、子供の学びについて困りごとや足りないことを聞いたところ、「学びに関する情報不足」が最も多くなっています。さらにはたらく母親だからこそのデメリットとして「ママ友等とのつながりや情報が少ない」ことが挙がり、特に幼稚園や小学校内の話、地域の情報などが不足し、悩みや不安につながっているようです。
しかしこのような悩み・不安を「ママ友とのつながりを補うために参観日や学校行事には積極的に参加するようにしている」、子供との時間が少ないことには「家事をしながら、夕飯を食べながら、お風呂に入りながら…とにかく子供に話しかけるようにしている」といった、積極的な行動で解消している様子がみられます。
時間や機会が少ないからこそ、その貴重なときを有効に活用しよう、という前向きな姿勢が見て取れますね。頑張っていることを正しく評価される、また素直に助けを求めることができる、求めに対し手を差しのべられる、そんな社会になっていくといいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年11月09日 08:47