●手元で書いて、黒板に映す—「デジタルスクールノート」を内田洋行が開発 (2012年11月07日)
株式会社内田洋行は、〝1人一台の端末環境〟で活用する学習支援アプリケーション「デジタルスクールノート」を開発しました。これはスレートPCやタブレットPCといった情報端末上で、児童・生徒が授業中に気づいたことや、自分の考えを手書きで自由に書き込んだり、考えを整理したりすることができるアプリケーションです。
専用のペンを使って、画面に自由に線や図形、文字を書き込み、消すことができ、ノートやメモのように使えます。また、書いたオブジェクトを選択して移動させることができるので、例えば算数の授業で、子どもが自分でリンゴやアメを描いて、動かしながら考えていくといった使い方もできます。
他のデジタル教材から、画像・イメージなどをキャプチャしてデジタルスクールノートに簡単に貼り付けることができます。切り出したい画面を範囲指定し、デジタルスクールノートに貼りつけるだけで、授業や発表に使える資料ができあがります。
さらに、既存の授業支援システムを且つ徴することで、児童・生徒の個人やグループが、デジタルスクールノートに書き込んだものを、先生が確認することができます。さらに、それを電子黒板などで大きく表示することによって、児童・生徒は自分が書き込んだものを使って、みんなの前で発表することもできます。
デジタルスクールノートの開発の背景には、学校教育に1人一台の情報端末を活用した教育の実現に向けた、「フューチャースクール推進事業」の西日本地区の実証実験への参画、産官学連携による共同実証実験による、課題抽出がありました。学校現場で期待される効果は、個別学習や児童・生徒同士の林藍屋教え愛と言った場面が円滑に行えること、そして求められているものは、絵や文字を容易に書き込むことができるツール、コンテンツであるといった考えがありました。
デジタルと手書きの良さを融合し、さらにそれを教室全体で共有できることにより、イメージを広げやすくなる、子どもたちのつまづきを見つけやすくなる、子ども同士の教え合いが容易になるといった効果が期待されます。SFの中だった「未来の教室」の姿は、もうそこまで来ているのかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2012年11月07日 09:50