●「気づくのは あなたと地域の 心の目」 11月は児童虐待防止推進月間 (2012年11月05日)
幼く、未熟な存在である子どもは、社会において庇護すべき存在です。しかし守るべき立場の大人が、子どもを虐待し、心や身体に大きな傷を残し、時には命を奪う事件も起きています。児童虐待は社会全体で止めなければ、と多くの人が考えている反面、なくすことが難しいのが現状です。
厚生労働省では、毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と位置づけ、集中的な広報・啓発を実施しています。今年も標語の公募・公表や、啓発ポスター・リーフレットの作成・全国配布などの取り組みを行います。
例年、推進月間の実施に合わせて「児童虐待防止推進月間」標語を全国公募していますが、平成24年度の最優秀作品は、茨城県の中学2年生、大塚倫大さんの「気づくのは あなたと地域の 心の目」に決定しました。この標語は、厚生労働省が作成する各種広報媒体に掲載される他、作者には11月24日(土)に「子どもの虐待防止推進全国フォーラム」で、厚生労働大臣表彰が授与されます。
この標語を掲載した啓発ポスター・リーフレットが作成され、都道府県、市町村、学校、警察、その他関係機関、関係団体などに幅広く配布され、啓発に活用されます。児童虐待防止活動のシンボルマーク、オレンジリボンにちなみ、オレンジ色を基調とした優しい色合いのポスターです。これらは厚生労働省の児童虐待防止推進月間の告知ページからダウンロードすることもできます。
また、児童相談所全国共通ダイヤル紹介カードの作成・全国配布を行います。番号は全国どこからでも共通のナビダイヤルで、児童相談所に電話がつながるようになっています。カード裏には、児童相談所が虐待通告を受け付けること、そして虐待予防のために、出産・子育てに悩む保護者向けの相談に応じていることが案内されています。
この他札幌で開催される「子どもの虐待防止推進全国フォーラムinほっかいどう」、政府公報などの各種広報の実施、学生による「オレンジリボン運動」の展開など、児童虐待防止推進に関するさまざまな取り組みが実施される予定です。この推進月間を機会に、多くの人が児童虐待の現実に目を向け、防止する努力を心がけるようになれるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年11月05日 15:12