●神話の時代の至宝が、建築を目の当たりに 特別展「出雲—聖地の至宝—」 (2012年10月30日)
東京・上野にある、東京国立博物館は今年、140周年を迎えます。これを記念して、さまざまな特別展が企画されています。その中で「古事記」が編纂されて今年でちょうど1300年の記念の年に当たることにちなみ開催される特別展「出雲—聖地の至宝—」をご紹介します。
出雲は現在の島根県東部にあたります。神話の国として知られ、また荒神谷遺跡、加茂岩倉遺跡から大量の青銅器群が発掘され、この地が古代の青銅器大国であったことが明らかになりました。古事記では、出雲を舞台とした神話や出雲大社創建についても語られています。特別展では、出雲大社の宝物をはじめ、島根県を代表する文化財の展示をとおして、独特の文化を形作った聖地、出雲を紹介いたします。
会期は10月10日(水)〜11月25日(日)、東京国立博物館の本館特別5・4室となっています。会期中、現在行われている特別展「中国 王朝の至宝」の観覧券で、1回に限り本展を観覧することができます。また、小学生から本展を楽しめるように、ジュニアガイドが用意されています。特別展のホームページからダウンロードできるようになっているので、家族で行く方や、ちょっと難しいかも、と思う人は利用してみてはいかがでしょう。
この展覧会のみどころとしては、出雲大社の歴史と宝物、そして遺跡から数多く出土した青銅器などの至宝の数々です。何しろ出雲大社は、二歩で最も古い由緒をもつ神社ですから、まつわる宝物や資料なども、弥生時代から鎌倉、室町時代までさまざまな時代のものが展示されています。中でも驚かされるのは、古代の出雲大社推定復元模型です。平安時代の出雲大社の本殿の高さは約48mと、当時の奈良の大仏殿よりも高かったと言われます。2000年の発掘調査によって発見された、本殿を支える柱の一本〝宇豆柱〟は東京で初公開されます。
この高さ48mの古代出雲大社が、スマートフォン、タブレットで目の前に現れるのです。「AR神話博・古代出雲大社の高層神殿」アプリを使って、東京国立博物館の本館正面入口付近で巨大神殿を見ることができます。古代建築が実物大の迫力でよみがえるチャンス、ぜひ足をはこんでみませんか。
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投稿者 kksblog : 2012年10月30日 10:44