●書道の達人の筆使いを忠実に再現するシステムの開発に成功しました! (2012年10月19日)
世界初で、書道の達人の筆使いを忠実に再現するシステムの開発に成功したのは、慶應義塾大学理工学部 桂 誠一郎 准教授です。
桂 誠一郎 准教授は、NEDOの産業技術研究助成事業の一環として、書道の達人の動作情報から細やかな力加減を抽出・保存し、ロボットにより忠実に再現する「モーションコピーシステム」の開発に、世界で初めて成功しました。
そして、書道家の佐渡壽峰氏の協力のもと、「モーションコピーシステム」による書道動作の保存・再現の検証が行われ、「モーションコピーシステム」は書かれた文字を高い精度で再現することが可能である、ということが明らかになりました。
「モーションコピーシステム」を使えば、どのような文字でも動作情報を記録し、再現することが可能となります。
この技術によって、インターネット等を利用したスキルトレーニングなどに応用することが可能となります。特に、力加減においては他者に伝えることが困難だったために、これまでは、熟練技能の習得に長時間の修行を必要としました。「モーションコピーシステム」のスキルトレーニングへの応用により、これまで「勘と経験」に頼っていた熟練技能の伝承を、効率よく達成できるものと期待されています。
今回のこの成果は、10月2日(火)~6日(土)に幕張メッセにおいて開催される最先端IT・エレクトロニクス総合展「シーテックジャパン2012」で、期間中の10月2日(火)~5日(金)の4日間、実機によるデモンストレーションが、行われての確認となりました。
書道家の細かい動きまで、ロボットで再現できるというのは、すごいことですね。
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投稿者 kksblog : 2012年10月19日 01:50