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国際情報オリンピック 日本代表は昨年同様、金1銀3と全員メダル獲得 (2012年10月21日)

medal_121021.jpgイタリアのシルミオーネ市にて、現地時間の9月23日〜30日の期間、「第24回国際情報オリンピック」が開催されました。正解810カ国から・地域から310名が参加し、日本からは4名の高校生が参加し、金メダル1名、銀メダル3名という輝かしい成績をおさめました。

この国際情報オリンピックは、高校生までの生徒を対象として、数理情報科学の問題解決能力をもつ生徒を見出し、その能力の育成を助け、また、各国の選手・教育者同士の国際交流を図る目的で開催されているものです。

競技は個人戦で、1日5時間で3問または4問を解くことを計2日行います。問題を解くためにアルゴリズムを考え、それに基づいてプログラムを書き、実際にコンピュータ上で実行させて出力した結果の正しさを競います。プログラミングの技能よりも、良いアルゴリズムを設計するための高い数理能力が求められています。

金メダルを受賞したのは、東京都の開成高等学校3年生、村井翔吾くんでした。村井くんはなんと、3年連続の金メダル受賞です。そして同じく開成高等学校3年生の笠浦一海くん、秀 郁未くん、神奈川県の栄光学園高等学校2年生の劉 鴻志くんの3人が銀メダルでした。国別順位としては、7位タイの成績でした。

9日間の日程のうち、開会式や競技、表彰式など大会に関わる行事の他、エクスカーションと呼ばれるその国の名所をまわる日もあります。ガルダランド、ミラノ、ヴェネツィア、そして大会が行われたシルミオーネ市内などを観光し、選手の皆さんにとっては有意義な体験になったことでしょう。

来年の2013年には、オーストラリアのブリスベンで開催される予定です。それに先駆けて、第12回日本情報オリンピック予選・本選が実施されます。予選は2012年12月16日(日)、ウェブ上オンラインにて実施予定で、現在予選参加申込登録を受け付けています。プログラミングの腕を試してみたい皆さん、ぜひ参加してみてはいかがでしょう。

国際情報オリンピック参加生徒の成績について:文部科学省



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投稿者 kksblog : 2012年10月21日 22:01


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