●今後5年間で中学校3年生まで35人以下学級を実現~教職員定数改善計画案 (2012年09月28日)
文部科学省により、子どもと正面から向き合うための新たな教職員定数改善計画案(H25~29年の5ヵ年計画)の策定についてが公表されています。
今回の計画案では、小学校3年生から中学校3年生までの35人以下学級の実現と、いじめ問題、教育格差解消、特別支援教育の充実などの個別の教育課題への対応を同時並行で推進することが盛り込まれています。
学校が抱えるさまざまな課題を解消し、きめ細やかで質の高い世界最高水準の教育を実現するため、教員が子どもと正面から向き合うことができるよう、少人数学級の更なる推進と個別の教育課題に対応した継続的な教職員定数改善が必要不可欠としています。
35人以下学級の推進など学級規模の適正化については、国の責任により教職員定数を確保し、地方の主体性により学年を選択しつつ、今後5年間で、中学校3年生までの35人以下学級を実現するとしています。
また、各都道府県教育委員会に対し、教職員定数についての将来にわたる予見可能性を持たせ、計画的・安定的な教員採用・配置を可能とするためには、国による計画的な教職員定数改善が必要です。
個別の教育課題に対応した教職員配置の充実も求められており、いじめ問題への対応、教育格差解消のための学習支援、特別支援教育への対応など、国民が求める教育上の課題に対する支援の実施が課題となっています。
これらの定数改善により、世界水準(OECD平均(小16.0人、中13.5人))並みの教員配置が実現します。教員1人当たり児童生徒数(試算)では、小(現状17.7人 → 計画完成後16.4人 )、中(現状14.1人 → 計画完成後13.0人)です。
教職員定数の改革により、より良い教育環境が実現するといいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年09月28日 22:06