●公立学校の児童生徒の問題行動等の実態を調査~東京都 (2012年09月21日)
東京都が、平成23年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」の結果を公表しました。
この調査は、東京都の公立小学校、中学校、高等学校、特別支援学校を対象として、平成23年度における「暴力行為」「いじめ」「不登校」「高等学校における長期欠席者」「高等学校における中途退学者」の実態を把握するために実施されたものです。
調査結果から、暴力行為の発生件数は2,367 件、いじめの認知件数は4,671 件、小中学校における不登校数は8,816人であることがあることがわかりました。
「暴力行為」は、全体的には前年度より減少していますが、小学校では学校内外で増加。特に学校内の対教師暴力及び学校内外の生徒間暴力が増加しています。中学校、学校内の対教師暴力及び学校内外の生徒間暴力、器物損壊が減少していますが、対人暴力は増加しています。高等学校は、、生徒間暴力及び器物損壊の発生件数が減少しています。
「いじめ」の認知件数は、小学校では5年。中学校、高等学校では1年が多く、いずれの学年でも男子の割合が高いです。いじめの態様では、冷やかしやからかい等の言葉によるものが最も多い結果に。アンケート調査や個人面談等を実施し、早期発見・早期対応につなげた結果、認知件数が増加したようです。
「不登校」のきっかけは、小学校、中学校ともに「不安など情緒的混乱」が最も多く、次に「無気力」が続いています。高等学校における長期欠席者数は、全日制・定時制とも減少しています。
学校、家庭、児童相談所、警察署等の連携、スクールカウンセラーの設置等の校内体制の充実などにより、児童生徒が問題行動を起こさずに安定した学校生活を送れるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年09月21日 19:09