●青少年のインターネット・リテラシー指標を公表~総務省 (2012年09月21日)
総務省が、青少年のインターネット・リテラシーに関する実態調査を実施し、その結果を「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標(ILAS)」として取りまとめ公表しました。
総務省では、インターネット・リテラシー向上施策の重要性に鑑み、今後この施策を効果的に進めていくために、青少年のインターネット・リテラシーを可視化するテスト等を開発。そのテストを全国の高等学校1年生相当約2500名に対し、アンケートと共に行ない、結果を集計・分析しました。そうすることで、青少年のインターネット・リテラシーの実態を明らかにし、「青少年がインターネットを安全に安心して活用するためのリテラシー指標」として公表するに至っています。
調査結果から、都市部(人口50万人以上)に所属する青少年のリテラシーが相対的に高いこと、男女間に大きな差はないこと、インターネット上の危険に関する学習経験の有無で比較分析したところ、学習経験がある青少年のリテラシーが相対的に高いこと、インターネット上の危険について家庭で話し合いをしている青少年のリテラシーが相対的にやや高いことがわかりました。
テスト結果の全般評価から、違法情報への対応(著作権、肖像権等)と料金や時間の浪費への配慮に関する能力が相対的に高いこと、適切な商取引(詐欺、不適正製品等)と適切なセキュリティ対策(不正アクセス等のなりすまし)に関する能力が相対的に低いことがわかりました。低い分野については、重点的な啓発が必要と考えられます。
青少年の利用機器の現状は、スマートフォンを保有する青少年が全体の過半数を超えていること、インターネットに接続する際、スマートフォンを最もよく利用する青少年が約半数であること、スマートフォンは他の端末と比較して使用時間が長い傾向であることが明らかになりました。
スマートフォンの急速な普及により、インターネットがますます身近になる中、青少年がインターネットを安全に安心して活用するために、インターネット・リテラシーの向上を社会全体で取り組む必要がありますね。
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投稿者 kksblog : 2012年09月21日 00:41