●大人が変われば子どもも変わる~皆で取り組む「早寝早起き朝ごはん」 (2012年09月03日)
文部科学省が、企業や働く保護者向けのパンフレット『企業と家庭で取り組む早寝早起き朝ごはん』を作成しました。
近年、社会の多様化や生活環境の夜型化などにより、子どもたちの生活習慣の乱れが、学習意欲や体力、気力の低下の要因の一つとして指摘されており、これに対応するため、国と民間等との連携により「早寝早起き朝ごはん」国民運動を推進しています。そのため、地域の将来を担う子どもたちのより良い成長のために、企業にも「早寝早起き朝ごはん」運動に取り組んでもらいたいという趣旨で、パンフレットが作成されました。
内容としては、まず、企業が「早寝早起き朝ごはん」運動に取り組むことの意義を解説。大人にとっても勤務効率の向上やメンタルヘルス対策として生活習慣づくりは大切で、企業にとってもメリットが多いと述べています。
そして、子どもの健やかな成長にふさわしい生活習慣について解説。朝、太陽の光で体内時計をリセットして、生活リズムと生体リズムが調和した一日を始めることが大切であること、睡眠不足や不規則な睡眠リズムは、成長に重要なホルモンの分泌に影響するため、心身の健康を損なうおそれがあること、朝食摂取が学力にも影響することから、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動など、規則正しい生活習慣が大切であると述べています。なお、保護者の生活習慣が子どもに影響を及ぼすことから、子どもだけでなく大人も毎日の朝食は大切と述べています。
生活習慣作りは、社会全体で取り組むことが大切。企業の「早寝早起き朝ごはん」運動への取組例も紹介しています。ワーク・ライフ・バランスの推進、生活習慣の重要性についての企業内研修、「No残業Day」の設定や定時退社の奨励など、企業や地域の特性にあったさまざまな方法が考えられます。
大人が変われば、子どもも変わる。家庭、教育現場、企業、社会全体で取り組んで、相乗効果のように、皆が健康で有意義な生活を送れるようになるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年09月03日 13:57