●高校までの在学者は減少~平成24年度学校基本調査速報の公表 (2012年09月05日)
文部科学省が、平成24年度の学校基本調査の速報を公表しました。
学校基本調査は、学校行政に必要な学校に関する基本的事項を明らかにすることを目的として、昭和23年度より毎年実施しています。調査対象は、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、短期大学、高等専門学校、専修学校及び各種学校並びに市町村教育委員会です。
調査結果から、幼稚園から高等学校までの在学者は1,543万6千人、大学の在学者は287万6千人、専門学校の在学者は57万8千人であることがわかりました。
幼稚園から高等学校までの在学者は、前年度より12万4千人減少。特に小学校はここ4年減少しており、中学校・高等学校は安定的に推移していましたが、数年後には減少傾向に転じる見込みです。
大学の在学者は、前年度より1万8千人減少。大学全体、学部学生、大学院生いずれも、長期的に見て増加傾向でしたが、前年度が過去最高になり、今年度は減少しています。専門学校は前年度より4千人増加で、3年連続の増加です。大学・短大の進学率は長期的にみて上昇傾向でしたが、ここ2年は微減です。
就職については、高卒、大卒、大学院卒いずれも、2年連続上昇。大学卒業者の「就職者」のうち「正規の職員等でない者」、「一時的な仕事に就いた者」及び「進学も就職もしていない者」を合算すると、12万8千人。安定的な雇用に就いていない者の卒業者に占める割合は、22.9%となりました。
少子化に、経済情勢などの影響もあって、在学者数、進学率、就職率など変化がみられますね。
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投稿者 kksblog : 2012年09月05日 15:01