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NPOやボランティア活動による被災地復興に関わる取組などを調査 (2012年08月28日)

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国立教育政策研究所は、地域におけるNPO活動やボランティア活動等の普及促進のために、東日本大震災の復興に関わっているNPOやボランティア等の特色ある活動の実践事例の調査を行ないました。

調査方法は、被災地の復興に関わる取組を、拠点を被災地に置いた活動と被災地を外から支援した活動に分類し、その分類ごとに特色ある事例を抽出し、聞き取り調査を実施しました。

調査結果から、被災地の実態に応じた柔軟かつ多様な取組が行なわれていて、活動を進める上での仕組み作りや組織化に工夫が見られました。また、被災地のニーズと支援側を調整するコーディネート機能を果たす実際の現場経験を有する中間支援組織(行政機関またはNPO等)が重要な役割を担っており、中間支援組織が存在する地域では支援活動が円滑に行なわれていることがわかりました。そして、企業やNPO等が地域で活動を行なう際、地域とのつながりや信頼関係を構築するためには行政機関への期待も大きいことが示されました。

実践事例としては、「3.11絵本プロジェクトいわて」では、被災地の子どもたちに絵本を届ける取組です。公民館がNPOやボランティア団体等とのネットワークの核となり、日ごろからの地域とのつながりや関係団体等との信頼関係によって、活動が円滑に行なわれています。

「NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク」では、地域の文化財の救出・保護・保存し、市民の共有財産にする取組です。文化財に関わる専門家、大学院生、全国からのボランティア等多くの主体とともに計画的・組織的な活動が続けられています。

地域における民間の諸活動推進のポイントは、目的の共有化、情報収集やネットワークのための仕組みづくり、コーディネーター等の人材養成の推進など。NPO活動やボランティア活動がうまく機能し定着することで、復興に役立つといいですね。


「地域におけるNPO 活動やボランティア活動等の実態に関する調査研究報告書」の作成について:国立教育政策研究所



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投稿者 kksblog : 2012年08月28日 17:39


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