●「通学路の交通安全の確保に関する有識者懇談会意見」とりまとめが公開されています (2012年08月28日)
文部科学省が、「通学路の交通安全の確保に関する有識者懇談会意見」を取りまとめ、ホームページで公開しています。
「子どもの命を守る」ための道路交通環境の整備については、以下のような内容になっています。
まず、「歩行者と車両の分離」と「自動車の速度の低減」が重要であること、そして、生活道路の通学路においては、ゾーン対策が効果的であること、ハンプや狭さくなどの各対策の特徴を理解し、適切な対策を選択することが重要であること、そして、対策の普及のためには、対策効果の検証が必要であり、「子どもの命を守る」というメッセージを明確に打ち出すことが重要であること、です。
関係機関等の連携・協力による地域全体の安全確保については、以下のような内容でした。
コーディネータ、リーダーの存在や受け皿となる窓口の一本化が必要であり、地域住民、保護者の協力・参画による地域の合意形成が必要であること、そして、学校やPTAが発信源となった合意形成が有効であり、合意形成のルールが必要であること、そして、体系的な行動計画による継続的な取り組みと予算の確保が重要であること、です。
危険性を予測し、自らの身を守るための交通安全教育の効果的な促進については、まず、危険を予測し、回避するという交通安全教育の基本の徹底が重要であり、児童生徒・保護者に対するより実践的な交通安全教育・指導が重要であるということでした。
地域全体で子どもたちを見ること、そして育てることが、大切ですね。
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投稿者 kksblog : 2012年08月28日 00:34