●雨の酸性度の高い地域、宮崎一位、東京や愛知、大阪など大都市圏も上位に (2012年08月10日)
株式会社ウェザーニューズにより、「酸性雨調査」の結果が発表されました。この調査は、雨の季節を楽しむ『雨プロジェクト』の一環として、一般の人と共に6月22日(金)~7月15日(日)に行ったものです。
今年で8年目を迎える「酸性雨調査」には、全国5,000人が参加し、雨が降り始めたタイミングに、事前に配布したpH試験紙を使って、雨の酸性度を計3回調査しました。今回の調査では、昨年の結果や過去6年平均の結果と比較し、雨の酸性度がどう変化しているのかまとめています。
その結果、昨年の調査結果と比べて酸性度が改善したのは、47都道府県中、32都道府県となり、全国的に酸性度が改善している傾向にあることが分かりました。
全国平均は、昨年がpH5.74だったのに対し、今年はpH5.79と、酸性度が低下しています。今回、最も酸性度が高かった宮崎県でも、県の平均値はpH5.66と、酸性雨の基準とされる、「pH5.6以下」に達しませんでした。また、宮崎県は、過去6年平均がpH5.75と、『過去6年と比べて酸性傾向』という結果になっています。
そのほか広いエリアでみると、甲信地方から西のほとんどの県で昨年よりも酸性度が改善している傾向がみられた一方、酸性度の高い都道府県ランキングでは、東京都や愛知県、大阪府など大都市圏が、引き続き上位にランクインしています。特に、埼玉県や神奈川県など関東の大都市圏が比較的高いところが多く、昨年よりも酸性度が高い結果が出ています。
また、愛知県は昨年に続き全国で2番目の高さとなっています。さらに、寄せられた報告を一つずつみると、pH5.2以下の高い酸性度を示す報告は全体の10%にのぼり、昨年の割合から変化は見られませんでした。ただ、過去6年(2007年~2012年)平均した全国平均pH5.70と比べると、ほぼ全国で酸性度が改善している傾向が見られました。
酸性雨に対しての関心を失わないためにも、改善に向けて家庭や学校でも何か取り組んでみるといいかもしれません。
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投稿者 kksblog : 2012年08月10日 12:23