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新発見!アカトンボはどうして赤くなるの?~還元型色素によって抗酸化状態に (2012年07月21日)

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独立行政法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」)の生物プロセス研究部門 生物共生進化機構研究グループ 二橋 亮 研究員と深津 武馬 研究グループ長らにより、日本人に馴染みの深いアカトンボの仲間では、オモクロームという色素の酸化還元反応によって、体色が黄色から赤色に変化することが明らかになりました。

アカトンボは、未成熟の成虫ではオスもメスも体色は黄色ですが、オスは成熟する過程で黄色から赤色へと体色が変化します。

これは、オモクロームが酸化型から還元型へと変化することによるもので、色素の酸化還元状態の変化により体色が大きく変わるという、これまで動物では知られていなかった体色変化機構です。

赤くなったトンボの細胞は還元型色素によって抗酸化状態となっているため、体色変化に関わる分子メカニズムの理解が進むことで、体内の抗酸化状態を維持するしくみの解明への展開も期待されます。

従来、多くのアカトンボ類でオスだけが赤くなるのは、婚姻色として性的に成熟したオスの識別やアピールに機能をもつと考えられてきました。しかし、今回の研究により、オスのアカトンボが日向に留まって縄張りをつくる際に、紫外線による酸化ストレスを軽減するという別の機能も果たしているという新たな可能性が考えられています。

興味深い研究結果ですね。夏休み中、まだ解明されていない世の中の謎を親子で一緒に考えてみてはいかがでしょう?

産総研:アカトンボがどうして赤くなるのかを解明



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投稿者 kksblog : 2012年07月21日 18:39


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