●家庭教育に関する学習機会の提供を!講座やチーム、早寝早起き朝ごはん (2012年07月18日)
文部科学省により、平成23年度「家庭教育支援の効果に関する調査研究」報告書がホームページ上で公表されています。
この調査は、さまざまな家庭教育支援施策の効果や役割を明らかにし、今後の施策や取組の推進に役立てることを目的におこなわれました。「家庭教育学級」などの家庭教育に関する学習機会の提供(講座型)が8地域、「家庭教育支援チーム」などのチーム型支援(チーム型)が22地域、「早寝早起朝ごはん運動」が4地域です。
講座型では、家庭に関して、「必要な知識・意欲の向上」、「悩み・不安・孤立感の軽減」の効果が大きく、学校には「教職員と保護者の信頼関係の強化」の効果が大きいことがわかりました。また、地域に関しては、「地域人材(支援者)のネットワークの拡大」、「地域人材(支援者)の知識・スキル向上」、「地域全体で子どもを育てる意識の向上」の効果が大きいです。
チーム型では、家庭に関して、「必要な知識・意欲の向上」、「悩み・不安・孤立感の軽減」、「必要な情報の適時入手」、「身近な相手への相談」、「家族で協力した子育て」の効果が、学校に関しては、「困難家庭の状況理解の深まり」の効果が大きく出ています。
地域に関しては、「地域人材(支援者)の知識・スキル向上」、「地域人材(支援者)のネットワークの拡大」等、複数の効果が大きく、問題予防・解決に関して、「専門機関へのつなぎの円滑化」、「困難家庭の状況の早期発見」、「仕事で多忙な家庭への情報提供」の効果が強く出ています。
早寝早起き朝ごはんでは、家庭で「必要な知識・意欲の向上」、子どもに「生活習慣の改善」、地域に「地域人材(支援者)のネットワークの拡大」、「地域全体での子育て意識の向上」等、複数の効果が大きく現れています。
家庭教育はとても重要なものであるからこそ、こうした調査結果がもっと広く周知されていくべきではないでしょうか。
« 学校施設が排出するCO2の量を瞬時に計算するツールを開発 | トップページへ 「小学校算数 活かそう! 使おう! 活用問題づくりコンクール」 »
最新記事一覧
- 「土曜授業推進事業」に関する調査研究の公募~文部科学省(2014年09月01日)
- チエル・NEC、レノボら7社が共同で普通教室における児童・生徒に1人1台のICT環境を活用した授業の実証研究を開始
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県(2014年08月30日)
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県
- Web会議サービスをはじめ、「V-CUBE」のアップデートを実施(2014年08月29日)
- 1990年からの活動を振り返る「アジアの子どもたちの絵日記展」9月9日より東京・丸の内
- 「EduTown(エデュタウン)」がオープン~東京書籍株式会社
- 英語力の評価及び入試における外部試験活用に関する審議のまとめ(2014年08月28日)
- 自分を見つめなおす「エンディングプラン」-授業での活用も視野に
- 先進的な取組を実施する大学を支援「大学教育再生加速プログラム」(2014年08月27日)
- デジタス仙台、プロ仕様の無線トランシーバーや「即」伝達のIP無線を販売
- ニッケ商事、被災者の声を反映した「災害備蓄マット」を発売
- ライト・サービス、4つ折りコンパクトストレッチャー「LS-1F2」を発売
- 正しいルールで、安全第一「平成26年秋の全国交通安全運動」(2014年08月21日)
- スウェーデンの人気陶芸家が初の大規模展示「北欧の豊かな時間 リサ・ラーソン展」9月11日より東京で開催
投稿者 kksblog : 2012年07月18日 23:41