●フィルタリング・ルールの周知は広まっている・携帯所持は低年齢化 (2012年07月18日)
東京都教育委員会では、子どもたちがインターネットや携帯電話などを安全・安心に利用できるよう、情報モラル教育に努めています。これに関し、インターネット・携帯電話利用に関する実態調査について、平成23年度の報告書が公表されました。また、「情報モラル啓発用DVD」、「児童生徒向けリーフレット」が都内の公立学校、教育委員会に配布されています。
実態調査によると、携帯電話を持ち始める時期は、小学校3年生から中学校1年生までが、全体の約3分の2を占めており、携帯電話所持が早期化していると言えます。このため、小学校の早い段階から情報モラルに関する指導、保護者への啓発が必要だと考えられます。
一方で「フィルタリングを活用している」や、「使い方のルールを決めている」といった項目で、割合が増加しています。フィルタリングやルールに関する周知が広まったと考えられ、これまでの施策などの効果が現れた結果とみられます。
「インターネット等の適正な利用に関する指導事例集・活用の手引」では、「不適切な書き込み」に関する内容を10項目に分類し、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の4校種ごとに10事例、合計40事例を掲載しています。その他、保護者や地域住民などへの迅速・適切な対応ができるよう、問合せや要望などへの対応方法を具体的に掲載しています。
「情報モラル啓発用DVD」では、実際のトラブルや子どもが巻き込まれやすい事例をドラマ化した映像教材が収録されています。「ネットトラブルの怖さ」「問題点」「対応の仕方」等に関して、学校非公式サイトなどの監視結果を踏まえて、具体的な事例をドラマ化しています。また、添付の小冊子には教員向けの「指導のポイント」、児童・生徒向けに「チェックシート」を掲載しています。
最近では子ども向けの掲示板や、SNSが広まっていることで、新たなトラブルの種があるとも言えるでしょう。教員、保護者、なにより子ども自身がしっかり情報モラルを学ぶことが大切ですね。
23年度インターネット等適正利用指導事例集等について|東京都
23年度インターネット・携帯電話利用に関する実態調査|東京都
« 全国各地のいきものや生物多様性への理解を深めるスタンプラリー開催 | トップページへ 学校施設が排出するCO2の量を瞬時に計算するツールを開発 »
最新記事一覧
- 「土曜授業推進事業」に関する調査研究の公募~文部科学省(2014年09月01日)
- チエル・NEC、レノボら7社が共同で普通教室における児童・生徒に1人1台のICT環境を活用した授業の実証研究を開始
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県(2014年08月30日)
- 中学校の理科にもっと観察・実験を!観察・実験の指導資料集を作成|千葉県
- Web会議サービスをはじめ、「V-CUBE」のアップデートを実施(2014年08月29日)
- 1990年からの活動を振り返る「アジアの子どもたちの絵日記展」9月9日より東京・丸の内
- 「EduTown(エデュタウン)」がオープン~東京書籍株式会社
- 英語力の評価及び入試における外部試験活用に関する審議のまとめ(2014年08月28日)
- 自分を見つめなおす「エンディングプラン」-授業での活用も視野に
- 先進的な取組を実施する大学を支援「大学教育再生加速プログラム」(2014年08月27日)
- デジタス仙台、プロ仕様の無線トランシーバーや「即」伝達のIP無線を販売
- ニッケ商事、被災者の声を反映した「災害備蓄マット」を発売
- ライト・サービス、4つ折りコンパクトストレッチャー「LS-1F2」を発売
- 正しいルールで、安全第一「平成26年秋の全国交通安全運動」(2014年08月21日)
- スウェーデンの人気陶芸家が初の大規模展示「北欧の豊かな時間 リサ・ラーソン展」9月11日より東京で開催
投稿者 kksblog : 2012年07月18日 09:29