●今年度の新入社員の働く意欲や将来の目標は?~産業能率大学 (2012年07月06日)
産業能率大学が、新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを実施し、「2012年度新入社員の会社生活調査」としてまとめ、公表しました。
調査結果によると、今年度の新入社員は、会社への貢献意識が強い傾向で、リアリスト。また、女性新入社員は管理職志向の強まりが目立つことがわかりました。
将来について、管理職志向は48.1%で、前年度と同じく過去最高。一方専門職志向は41.7%です。男女別にみると、男性新入社員は管理職志向が56.8%、女性新入社員は専門職志向が6割を超えていますが、管理職志向が3割弱でも過去最高です。日本は諸外国に比べて女性の管理職登用が遅れていますが、少しずつ増加傾向で、女性新入社員にとっても自身のキャリアの見通しにおいて管理職志向の人が増えているようです。
最終的に目標とする役職・地位は、「部長クラス」が一番高く22.9%。「社長」「役員」は前年より減少しています。
働き始めるにあたっては、「地道にコツコツ働きたい」より「早く戦力になって会社に貢献したい」と思う新入社員が多く、6割を占めています。
定年退職に適した年齢を尋ねたところ、最も多いのは「65歳」。「60歳」と「65歳」をあわせた “65歳以下”の割合は80.6%と過去最高に達し、一方で「定年なし」は15.7%で過去最低でした。
目指す地位や定年についての回答を見ると、働くことに対して現実的な捉え方をしている印象があります。就職活動の結果について、「たいへん満足」が過去最高であることからも、今まで以上にしっかりした考えをもって入社を決めた新入社員が多いといえそうですね。
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投稿者 kksblog : 2012年07月06日 01:07