●子どもが尊敬する人、親が、子どもにこんなふうになって欲しいと思う人 (2012年07月03日)
オリンピックや、海外での日本人選手の活躍などで、ニュースや新聞などでスポーツ選手の姿をよく見かけます。そのスポーツをやっている子どもたちだけでなく、真摯に励んで活躍する姿に、憧れを抱く子ども、子どもにこうなってほしいと思う親は多いのではないでしょうか。
ベネッセの教育情報サイトでは、サイトメンバーの保護者を対象に「子どもが尊敬している人」「保護者が子どもに見習ってほしいと思う人」についてアンケート調査を行いました。これによると、子どもの尊敬する人、保護者が子どもに見習ってほしいと思う人を聞いたところ、大人も子どもも「有名人」に憧れや尊敬を抱いていることが分かりました。
「子どもが現在尊敬している人はいるか」という質問には、半数以上が「わからない」と答えており、「いる」との答えは2割強でした。「いる」と答えた人に、どういった人物かを聞いたところ「歴史上の偉人」が約25%、「存命中の有名人」が約24%と、世間に広く知られている人が約半数を占めています。また、保護者が子どもに見習ってほしい、と思う人は「歴史上の偉人」が約27%、「存命中の有名人」が約26%と、子どもが尊敬している人物と同じ傾向となりました。
具体的には、坂本龍馬、野口英世、ヘレン・ケラー、マリー・キュリー、石川遼、イチローなどの名前が並んでいます。その他には、小惑星探査機「はやぶさ」のリーダー、日本人宇宙飛行士、といった話題になった人達、父親、先生など、身近な人物も挙がっています。
偉人を知るきっかけの一つに「伝記」がありますが、子どもが「伝記を読む」という回答は約6割で、「進んで読む」のは1割に満たない結果でした。また、偉人を紹介するテレビ番組については、7割を超える人が「見る」と回答していますが、「進んでみる」は同様に1割未満でした。
こういった本や番組などから偉人に関する知識を得ることは、「歴史上の人物を知るきっかけになる」「人生のお手本になる」といった好意的な意見がある反面、「価値観の押し付けになる」「美化されすぎている」などの否定的な意見も見られました。もちろん大人の価値観を押しつけるのはよくありませんが、偉業を成し遂げた人物の生き方には、人生のヒントが含まれていることもあるでしょう。子どもが感動できる、尊敬できる人を見つける手助けができるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年07月03日 17:10