KKSブログ: 学校のICT環境の整備状況と教員のICT活用指導力を調査～文科省

文部科学省は、平成２３年度『学校における教育の情報化の実態等に関する調査』の結果を公表しました。

この調査は、初等中等教育における教育の情報化の実態等を把握し、関連施策の推進を図るために毎年実施しています。調査項目は、学校におけるICT環境の整備状況と教員のICT活用指導力で、全国の公立学校を対象としています。

教育用コンピュータの１台あたりの児童生徒数は６．６人で前年と変わらずですが、教員の校務用コンピュータの整備率は１０２．７％、校内ＬＡＮ整備率は８３．６％と増加しています。また、電子黒板や実物投影機の整備状況は大きく増加しています。

都道府県別では差がみられますが、特にデジタル教科書の整備状況は前年よりかなり増加しており、また大きく差があります。例えば石川県では４３．０％ですが、北海道では５．５％です。

教員のICT活用指導力も増加傾向。教材研究・指導の準備評価、校務などにICTを活用する能力、授業中ICTを活用して指導する能力、児童のICT活用や情報モラルなどを指導する能力といったすべてが前年より増加しています。しかし、研修の受講状況は都道府県別にみると大きな差があります。

教育の情報化が進んでいることは明らかですが、地域格差がなくなるといいですね。

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