●文部科学省は、7月に文部科学省白書を刊行します。 (2012年06月26日)
文部科学省は7月に文部科学省白書を刊行します。これは文部科学省全体の施策(教育・科学技術・スポーツ・文化・芸術等)を広く紹介することを目的に、毎年刊行されているものです。
内容は、2部に分かれており、第1部は東日本大震災からの復興に焦点を当てた特集で、大震災に関する文部科学省のアプローチをまとめています。そして第2部は文教・科学技術施策の動向と展開について、例年の白書と同様にまとめられる予定です。
第一部では避難の状況や、様々な国家・組織からの援助の取り組み、被災した子供たちの就学の機械についての支援、復興のための街づくりと学校についてや原発からの子どもたちの保護について、NGO等の動きも含めながら総括し、復興と子どもたちの将来に向けて、今後どのような人材像を目指して教育を創るのか述べます。
「骨子」の資料はとても簡潔ですが、勉強になる内容がたくさん書かれています。
例えば、津波の教育を受けていた地域の子どもとそうではない地域の子どもでは、児童たちの避難の仕方に違いがあったそうです。生命の分かれ道になってしまったケースもあるようで、地震や津波についての知識が、日本に住む人にとっていかに大切なのか、思い知らされる気がします。
また、被災を受けた子どもに向けての支援もまとめられています。
奨学金や、子どもを元気にするためのスクールカウンセラーの取り組みや、スポーツ選手とのふれあいの機会を設ける取り組みなどもありましたので、振り返ってみてもいいかもしれません。
そして第2部は文教・科学技術施策の動向と展開について、例年の白書と同様にまとめられるということです。
震災の影響を受けた子どもたちにも、その経験を力に変え力強く生きてほしいものだと心から願います。
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投稿者 kksblog : 2012年06月26日 23:01