●自分自身の体験や学校での教育を通じ農業に興味をもつ学生が増加 (2012年06月08日)
パルシステム生活協同組合連合会が、「農業に興味がある学生の実態調査」を実施しました。
調査結果から、農業に興味がある学生の就農意向は25.9%で、その理由は「自然が好きだから」が最多の59.5%でした。
農業に興味を持つ過程では、「実際の体験」や「テレビ番組」が影響しているようです。2010年の調査と比較して変化が見られたのは、「実際の体験」、「学校の授業」の増加で、自分自身の体験や学校での教育を通じて、農業の興味を持つようになった学生が増えている傾向です。
農業やその周辺産業への就職意向がある理由としては、他にも「田舎暮らしがしたい」「達成感を味わいたいから」なども。男性の2割は「自分で事業をしたい」という理由も挙げています。その一方で、就職の意向がない学生であっても、安定した収入や高収入であれば検討をするようです。また、技術的な支援や経営の指導を求める声も見られました。
日本の農業や農作物を取り巻く現状についてみると、農業に興味がある多くの学生は、「日本が世界一優れている」と感じているようです。また、4割が日本の農作物のブランド力が世界一であると回答しています。
日本の農業の将来について、不安は「後継者問題」や「食料自給率の低下」が6割以上。「TPPへの参加」については、半数近くが不安に感じています。
農業インターンについては、就農意向のある学生の8割、意向のない学生も5割が興味、関心を持っているようです。農業をより理解するきっかけとなるインターンの実現やこれからの教育で、次世代を担う若者が農業に関心をもち、活性化してくれることが望まれますね。
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投稿者 kksblog : 2012年06月08日 20:35