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(2012年06月04日)

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内閣府では、食育基本法に基づき、今年度版の“食育白書”( 「食育の推進に関して講じた施策に関する報告書」)をまとめ、発表しました。

 白書では、国民の食生活への満足度等を調べるアンケート調査を実施していました。昨年の調査と比較して、以下の7つの点で目標を達成、あるいは達成にむけて改善されていました。
・供食(家族と朝食や夕食を共にすること)の回数
・栄養バランスに配慮した食生活に配慮する国民の割合
・メタボの予防・改善を継続的に実践している国民の割合
・食育ボランティアの数
・農林漁業体験をした国民の割合
・食品の安全性に関する基礎知識を有している国民の割合
・食育推進計画を作成・実施している市町村の割合

また、食育の現状の課題とその改善に向けた取り組みの活動も紹介しています。1人で食事をとることが多い子どもの方が疲れやすくイライラを感じやすい、ということが明らかになり、その対策として、企業が従業員に家族と一緒に食事を摂れるよう配慮している事例や、地方行政がキャンペーンを打っている事例を紹介していました。また、高齢者の特に女性に、3食全てを一人で食事する機会が多い事が分かり、その改善策としてNPOが子どもと高齢者が食を通じて出会う場所を設けたり、高齢者どうしの供食会を実施したりする活動などが報告されています。

他にも、震災に関連した食育に関連のある活動が紹介されています。避難所では、パンやおにぎりなどが配られましたが、食育指導員のいた避難所では温かい味噌汁が提供されたり、被災地での提供される食事の栄養バランスの偏りや個々人のアレルギーによる偏りなどに注目し、それぞれの事情に応じた食料を提供した事例が紹介されたりしています。

「食育」という言葉が流行し始めて、10年も経っていない気がしますが、すっかり定着していますね。

target=_blank>平成24年版食育白書(本編)PDF形式 - 内閣府
target=_blank>平成24年版食育白書(概要)PDF形式 - 内閣府
target=_blank>食育ガイド - 内閣府



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投稿者 kksblog : 2012年06月04日 13:35


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