●教育ICT市場の現状と最新動向を調査~シード・プランニング (2012年06月13日)
教育分野でのICT活用の普及・促進は注目される中、市場調査事業を展開する(株)シード・プランニングが、『教育ICTの最新動向と市場展望2012』の調査結果を公表しました。
調査は、教育ICT市場の現状と最新動向をハード・ソリューション・コンテンツの多方面から分析、市場規模、有望コンテンツを明らかにしています。
政府は、2020年までにすべての小中学校全児童生徒にデジタル教科書を配布することを目標にしています。現在、総務省は「フューチャースクール推進事業」を、文部科学省は「学びのイノベーション事業」でICT教育に関する実証実験を展開。実証実験校には電子黒板や児童生徒用のパソコンが配布され、それらを用いた学習方法の実験が行なわれています。「1人1台」のパソコン・タブレット端末となると、約1,000万台の需要が生まれることになり、現在はその前哨戦が行われている段階です。
このような背景を踏まえ、「電子黒板」と電子教科書で使用する「教育用タブレット」にスポットを当てて調査を行い、世界と日本の2016年までを予測。日本の教育ICTハードウエア市場は、2016年に1,038億円になると見込まれています。なお、世界の同市場は1兆6,800億円になると予想されています。
デジタル教科書については、フランスは2011年に完全移行しています。韓国は2013年に完全移行、日本2016年に配布開始することからも、拡大傾向で推移しそうです。
教育用タブレットは、国の政策によって大きく変動しますが、拡大傾向で推移。電子黒板の世界市場は順調に成長していることから、今後も大きく拡大していきそうです。
教育現場では、デジタルテレビや電子黒板、教育用・校務用PCの導入、校内LAN整備が進んでいます。
ICT活用の普及・促進は電子機器メーカーにとっては大きな需要となることからも、市場は注目されますね。
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投稿者 kksblog : 2012年06月13日 18:04