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車道通行、分かっていても守れない?自転車の安全利用調査に関する調査 (2012年05月23日)

bicycle_120523.jpg自転車は年齢を問わず乗れる、手軽で便利な乗り物ですが、手軽なだけにルールやマナーが軽視される現状や、重大な事故が発生しているという課題があります。

東京都の青少年・治安対策本部では、都民における自転車の安全利用に関する意識や、行政・関係事業者などに対する要望を把握し、今後の自転車施策の展開に役立てるため、調査を実施しました。その結果、ルールの認知度については全体的に低くはないものの、子どものヘルメット着用の努力義務の認知や、安全教室の受講や、点検・整備といった安全に利用するための積極的な取り組みに乏しいなどの問題が見られました。

原則車道の左側通行、夜間のライト点灯、飲酒運転の禁止など、自転車に関する交通ルールに関して、多くの項目で認知度は9割を超えていました。一方で、13歳未満の子どもの保護者は、子どもにヘルメットを着用させるよう努めなければならないことは64.9%、自転車は並んで走ってはいけないことについては77.7%と、これらの項目で比較的認知度が低くなりました。

ルールの遵守については、ルールの認知度よりも乗り手のモラルや自転車をとりまく環境によって変化がありました。ライトの点灯や、ブレーキを備えていない自転車の道路通行禁止、二人乗り禁止などは「いつも守っている」人が大多数でした。一方で「車道の左側通行」「信号や一時停止の遵守」「歩行者優先」といった、交通ルールの基本とも言える項目について「いつも守っている」は約25〜30%にとどまり、「左側通行」については「だいたい守っている」と合わせても8割に届きませんでした。

自転車について必要だと思う対策については、ルール・マナーの啓発が約60%、学校での安全教育55% 、ルールを守らない者への街頭指導が51%となっています。違反者の検挙も41%必要だという意見がありました。環境整備等、行政への期待は、駐輪場の整備の他、走行空間の整備などが上がっています。特に「左側通行」が認知されているものの守られていないことについては、車道を走ることで危険を感じたり、円滑な交通の妨げになったりという道路事情を無視することはできません。

自転車ユーザーの一人一人がルールやマナーを意識すれば改善するでしょうが、徹底することは困難です。販売店での点検・整備のPRや、警察などによる自転車講習のよびかけなど、より積極的な自転車の安全利用対策が必要になってきているのかもしれませんね。

自転車安全利用に関する意識調査の結果について



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投稿者 kksblog : 2012年05月23日 15:00


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