●きみが作る、仲間と作るきみのミッション「きみっしょん」参加者募集中 (2012年05月20日)
JAXA相模原キャンパスでは、高校生を対象にした研究体験型の教育プログラム「きみっしょん」を毎年夏に開催しています。4泊5日の合宿形式で、決められたカリキュラムは存在しません。高校生は数人のチームを組んで、仲間とともにひとつのミッションを作り上げていきます。
「きみっしょん」のモットーは、「自ら考え、自ら決定し、自ら作業する」です。それは研究者が、人から「教わる」のではなく、自らの発想をベースに「自ら考え、自ら決定し、自ら作業」するものだからです。研究には目標はあっても、試してやってみるまでは結果がわからない、という課題に挑戦する「科学研究」の楽しさを感じ取ってほしい、というのが「きみっしょん」の理念です。
さらにチームワークの大切さを学ぶことも目的のひとつです。参加者は班ごとにミッションを作り上げていくため、みんなで力を合わせて取り組むことが重要です。これは宇宙科学研究所の研究者が日々おこなっていることであり、このプログラムは高校生が自分の将来について考えるための良き糧になることでしょう。
2012年度の「きみっしょん」は8月6日(月)から10日(金)の期間に実施されます。対象者は高校生、または高校生に相当する年齢の高専生などとなります。応募には「50-100年後、宇宙利用や宇宙科学が進歩したらどんな世界になると思いますか?」「どのように進歩したらその世界を実現できると思いますか?」をテーマにした自由記述を提出します。応募が定員を超えた場合には、この作文によって選考が行われます。応募締め切りは6月4日(月)です。
参加する高校生たちは、あらかじめ考えてきたミッションを班内で発表しあい、それぞれ意見をぶつけ合いながら、ひとつのミッションを作り上げていきます。「きみっしょん」のスタッフや大学院生、相模原キャンパスの研究者の手助けを受けながら、4日目の研究発表会に向け、チーム一丸となってミッションを練り上げていくのです。
5日間と短い期間ですが、それだけに本気でぶつかりあい、協力しあった仲間たちとの絆は強いものになることでしょう。「きみっしょん」の終了後も仲間たちとつながっている参加者も多いようです。「はやぶさ」「あかつき」のふるさとで学ぶチャンスでもあります。宇宙を、研究者を目指す高校生のみなさん、ぜひチャレンジしてみませんか。
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投稿者 kksblog : 2012年05月20日 22:40