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●速読者は小説を特殊な眼球運動で高速読し、内容を理解している (2012年05月18日)
慶應義塾大学の研究員らが、科学的実験により、“速読法の熟達者は、小説を高速で読みながら内容を理解している”ことを明らかにしました。
速読法の熟達者が、どのような方略を使って読んでいるのか、また速読者が実際に文章内容を理解しているのかについては、これまで科学的に扱われることが少なく、ほとんど知られていません。そこで、速読法の訓練者と訓練を受けていない一般の参加者を対象に実験を行ない、文章を読んでいる際の理解度と眼球運動を調べました。
実験から、速読者は、高速で読みつつ、理解成績は非訓練者とほぼ同等である事例を得ることに成功。これは、読書で一般にみられる速度―理解の逆相関が、速読者では減少していたことを示唆しています。また、非訓練者が文章を1行ずつ読んでいたのに対し、速読者は主に水平方向の視線移動を使って読んでいることもわかりました。
停留時間やサッケード(飛越)の大きさといった眼球運動指標では、速読者と非訓練者のあいだに大きな差はみられませんでした。しかし、速読者は非訓練者にくらべて、サッケードの水平線分が大きい、垂直成分が小さい、元の行の戻り読みが少ないといった特徴がみられました。非訓練者は文章提示領域のほぼ全体を見るという一般的な方略をとっていたのに対し、文章の限られた部分にしか視線の焦点を当てていないようです。
速読者が用いていた特殊な眼球運動が、認知能力等を高めるのか、今後の実験、展開も注目されますね。
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投稿者 kksblog : 2012年05月18日 14:59
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