●「食事の手伝いをする高校生」は、05年の約6割から約8割に急上昇 (2012年05月10日)
農林中央金庫により、現代高校生の“食”に関する意識と実態を探ることを目的に「第2回 現代高校生の食生活、意識と実態調査」が実施されました。対象は東京近郊に住む高校生です。
前回調査した2005年末は、まだ「孤食・飽食」の時代の名残が色濃く残っていました。しかし、世界同時不況や東日本大震災、タイの洪水など、世界各地でのさまざまな出来事の影響を受けたせいか、6年前と比較して高校生の「食」への意識が向上しました。
調査の結果、明らかになったのは、6年前に比べ家族との「食」を大事に思う気持ちが高まっている傾向です。具体的には、前回調査と比較して、食事中に「家族と話をする」(70.3%→85.0%)人が増え、食事を残すと「もったいない」(37.0%→73.5%)と感じる割合も倍増しています。
「食事の手伝いをする高校生」は、約6割(60.5%)から約8割(79.3%)に増え、週平均も1.5回から2.4回に増加。前回は全体の4割近くもいた「全く手伝いをしない」が半減(39.5%→20.8%)、男子では主流派(62.0%→29.5%)でしたが、今では少数派です。
さらに、高校生における「食について関心があること」は、1位が「料理の作り方」(61.8%)で、男女ともにトップ(男子51.1%、女子72.0%)でした。ちなみに、6年前は男子の1位が「特にない」(55.0%)、女子の1位が「カロリー・ダイエット」(50.0%)となっていました。
その他にも、「はしを正しく持っている男子が急増(60.0%→79.0%)、女子(78.0%)を逆転」、「高校生の8割以上が食事は家族団らんの時間と考えており、女子では9割に達する」、「昼は弁当が9割近く(88.8%)、前回調査(65.5%)より20ポイント以上増加」などの結果が得られました。
家の手伝いに進んで取り組む高校生の姿が目に浮かびます。家事に積極的に関わろうとするその気持ちを大切にしてあげたいものです。
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投稿者 kksblog : 2012年05月10日 20:08