KKSブログ: 「秋季入学への移行にかかるアンケート」～日本私立大学連盟

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一般社団法人日本私立大学連盟が「秋季入学への移行にかかるアンケート調査」を、平成２４年２月に実施しました。

回答結果についてですが、以下のようになっています。

１２１大学中、９８大学からアンケートの回収ができました。回収率は、８１．０％となります。また、１２１大学のうち、回答を見送った大学が５大学ありました。

秋季入学の実施状況ですが、すでに一部で実施している大学は全体の３分の１ほどで、残りの３分の２の大学では、まだ実施されていません。

秋季入学を行うことでのメリットについては、「留学生の入学が楽になった」、「在学生の海外への送り出しがスムーズである」、「海外の交流が盛んになった」、「国際化・グローバル化を行う上で有利である」、「教育環境の幅を広げられる」といった回答をした大学がたくさんありました。

逆に、デメリットとしては、「卒業から就職までにギャップがある」、「大学側の作業負担が増える」、「学校や学生に経済的な負担がかかる、「カリキュラムを作り直す必要がある」、「入学までの期間にギャップがある」、「就職に不利になる」といった回答が多く出ました。

秋季入学への移行にかかる検討状況については、「今は検討していないが、今後検討する」という答えが最も多く、「今後も検討する予定はない」と答えた大学も、少しありました。

「今は検討していないが、今後検討する」と答えた大学では、「今後の展開を見て検討する」という答えが多く、ほかにも「グローバル化・国際化のために推進している」、「メリットやデメリットを検討している」、また、「大学のみで決定できる問題ではない」と答えた大学もありました。

学生にとってのメリットも、大切に考えてほしいですね。

教育家庭新聞社Web