●いよいよ5月21日・金環日食まであと半月 各地の観望会などについて (2012年05月08日)
5月21日朝、日本全国で日食が観察できます。特に、本州から四国の太平洋沿岸、九州南部など多くの地域で、太陽がリング状に見える金環日食を見ることができます。この天体ショーに合わせて、各地で観望会が予定されています。みなさんはどこで観察しようと考えていますか?
小惑星探査機「はやぶさ」の故郷、相模原市では、市内の公立小学校で金環日食の観察を実施します。また、若田宇宙飛行士ゆかりの街、さいたま市にあるさいたま市青少年宇宙科学館では、6月10日(日)まで「ふしぎわくわく日食展〜金環日食」を開催すると共に、5月21日7時から7時50分まで、特別天体観望会を実施します。
相模原市の取り組みでは、JAXAと連携した教員向け研究や学習プログラム・資料の提供、全児童・教職員への観察スコープの配布などを実施し、児童の金環日食観察と、宇宙への夢を支援します。さらに金環日食の食の最大が7時30分頃と、児童の登校時間と一致することから、登校時間を早める・遅らせるなどして、安全な登校と安全な観察に配慮した対応を行います。
配布される観察スコープは相模原市オリジナルのもので、JAXAの研究施設が円で交流を始めた4市2町が手を取り合って組織した「銀河連邦共和国」の建国25周年記念事業として作成したものです。現在公開中の映画「宇宙兄弟」とのタイアップ画像や、観察の思い出を書き込む記入欄など、5.21の記憶を思い起こさせる宝物になりそうです。
さいたま市青少年宇宙科学館の日食展では、日食の仕組み、にっしょんお観察方法や世界で起こった皆既日食や金環日食について、写真や模型を見て学ぶことができます。5月13日には日食の観察・撮影の方法について学べる講演会、プラネタリウム番組「黒い太陽」の特別投影が行われます。
5月21日の特別天体観望会に参加するには、往復ハガキでの申込が必要です。また、当日授業のある学生の参加は不可となっており、特別に学校が休みなどの理由がなければ学生は参加できません。
マスメディアでも取り上げることの多くなってきた日食ですが、安全に観察できる方法や環境が何より大切ですね。当日どこで観察するか、特に登校時間に重なる子どもたちの安全対策を、家族で考えておきたいですね。
はやぶさの故郷さがみはら 市内公立小学校で「金環日食」の観察を実施
「ふしぎわくわく日食展—金環日食」—さいたま市青少年宇宙科学館
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投稿者 kksblog : 2012年05月08日 07:49