●日本人留学生は国内学生より就職活動で実利的な項目を重視~ディスコ (2012年04月24日)
(株)ディスコが、海外留学生のキャリア意識と就職活動の状況を調査しました。
日本国外の大学で学んでいる学生、または交換・派遣留学等を終えた学生を対象に調査し、またその結果を、国内学生に行なった調査を比較しました。
就職先を選ぶ際に重視する点は、「仕事内容が魅力的」が最も多く、「給与・待遇が良い」「給与・待遇が良い」「高いスキルが身につく」が続きます。国内学生に聞いた結果に比べ、より実利的な項目を重視する傾向です。
企業へのアピールポイントは、「異文化対応力」が最も多く、「柔軟性」「語学力」と続きます。これらは国内学生の結果と大きく差がついており、異文化の中で苦労して身につけた柔軟性や語学力がアピールポイントとなっているようです。
就職したい理由については、「経済的に自立したい」「安定した収入を確保したい」が上位ですが、国内学生と差がでているのが「自分のスキルアップやキャリア形成のため」「大学での勉強を活かしたい」。自分のスキルアップを意識し、大学での学びを将来の仕事に活かしたいという高い意欲がうかがえます。
キャリアに対する考え方については、海外留学生と国内学生では、大きな差はさほどありませんでしたが、「長期志向」と「短期志向」では「短期志向」、「変革志向」と「安定志向」では「変革志向」と回答した学生がより多いのが海外留学生。留学を通じて新たな視点と柔軟性を養った特徴が表れているといえるようです。
企業が日本人留学生に求める資質は、「主体性」「語学力」「異文化対応力」などが挙げられています。留学する学生は、企業が求めるものに近く、目的意識もしっかり持っていることから、就職もしっかり決められそうですね。
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投稿者 kksblog : 2012年04月24日 17:10