●不適切な書き込みは高校7割近く、中学3割~学校非公式サイト調査結果を公表 (2012年04月23日)
熊本県教育委員会により、平成23年度「学校非公式サイト調査結果」年間報告(通期結果)が公表されています。この調査は、県内すべての公立の中学校、高等学校、特別支援学校 合計259校が対象となりました。
不適切な書き込みの総数は、全体で6,162件。校種別では、中学校が30.1%(1,856件)、高等学校が69.8%(4,304件)、特別支援学校が0.1%(2件)でした。
不適切な書き込みがあった学校は、259校中の205校(全体の79.2%)となりました。校種別では、中学校が177校中の142校(全体の80.2%)、高等学校が65校中の61校(全体の93.8%)、特別支援学校が17校中の2校(全体の11.8%)です。
前年度と比較してみると、1か月平均の書き込み件数514件は、22年度の711件と比較して、27.7%減少し、これまでの指導の成果が表れているようです。中レベル16件は、22年度の(56件)と比較して71.4%減少し、低レベル6,146件は、22年度(8,470件)と比較して27.4%減少しています。
ちなみに、書き込みのレベルで高レベルは、犯罪予告や児童生徒の生命に関わる事など緊急性の高いもの(内容により県警等とも連携し即時対応)、中レベルは緊急性はないものの、早期の指導・対応等が望ましいもの、低レベルは緊急性はないが、必要に応じて適切な指導・対応等が望ましいものの3つに分けられています。
書き込みの内容別では、「個人情報の流布」が94.9%、「いじめ・中傷」が0.3%、「不法行為」0.1%、「トラブル」0.1%、その他(学校の悪評等)が4.6%であり、前年度の調査と同様に、「個人情報の流布」の割合が高い結果となりました。
学校非公式サイトへの対応は、個人情報を守ることやいじめの防止にもつながります。見えにくい部分ではありますが、今後もしっかり指導を行っていきたいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年04月23日 12:42