●日英バイリンガルの日本人留学生、「異文化対応力」を企業に評価してほしい (2012年04月11日)
就職情報会社ディスコにより、日本国外の大学で学んでいる、または交換・派遣留学等を終えた日英バイリンガルの日本人留学生(以下、海外留学生)を対象にインターネットで就職活動に関する調査が行われました。またその結果が、就職活動モニター学生(以下、国内学生)を対象に行った調査結果と対比されています。
就職先企業を選ぶ際に重視する点(31項目から5つまで選択)を聞いたところ、トップは「仕事内容が魅力的」(37.7%)、以下「給与・待遇が良い」(34.7%)、「将来性がある」(33.7%)、「高いスキルが見につく」(29.6%)と続きました。国内学生に聞いた結果と比べ、より実利的な項目を重視する傾向が見られました。
企業に評価してもらいたい自身の強みについて、20項目の選択肢の中から5つまで選んでもらったところ、1位は「異文化対応力」(46.5%)でした。以下「柔軟性」(43.5%)、「語学力」(40.7%)と続きます。この3項目は国内学生に聞いた結果と大きく差があり、異文化の中で苦労して身につけた柔軟性や語学力がPRポイントとなったようです。
なお、日本人留学生を採用する(予定を含む)企業に「日本人留学生に求める資質」を聞いた結果の上位には「主体性」(61.8%)、「語学力」(51.7%)、「異文化対応力」(31.6%)が挙げられています。
将来どこまで出世したいかという問いには、全体で「特に考えていない」が最多で42.0%。以下「社長」(26.1%)、「役員」(21.4%)と続きました。
ただ、この結果には男女の意識の違いもはっきりと表れています。男子は「社長」の割合が最も多く、文系36.0%、理系47.2%であるのに対し、女子は「特に考えていない」が文系53.6%、理系53.3%となりました。
留学生は海外での経験から身に付けたスキルで、日本社会に良い影響を与えて欲しいものです。
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投稿者 kksblog : 2012年04月11日 18:56