●小中学校のデジタル教材の整備と利用状況を調査~国立教育政策研究所 (2012年04月10日)
国立教育政策研究所が、『小中学校デジタル教材の整備と利用状況に関する調査』を実施しました。
調査は、学びの場における情報通信技術の整備・活用、特別支援教育における情報通信技術の活用などが提言されていることを受けて、小中学校のデジタル教材の整備と利用状況を把握し、今後の教育の情報化に資するべく実施されました。
調査対象は、デジタルテレビとコンテンツサーバが整備されている政令指定都市教育委員会を選定し、協力が得られたことから同教育委員会が管轄する小中学校のすべての学校および教員。調査内容については、学校調査は、校務サーバやコンテンツサーバの管理・運用状況、ICT活用の取り組み、教師調査は、デジタル教材、デジタル機器の利用、先生の意識です。
校務サーバには校務分掌、印刷教材、指導案等が、コンテンツサーバにはデジタルテレビ用として教材が、保存共有されています。教材は小中共通して多いのが動画教材で、小学校では音声教材が多い結果でした。ICT活用の取り組みとしては、校内研修会の実施、訪問背ポート研修講座の実施などがみられます。
デジタル教材については、教材研究に要する時間はは一日平均、30~60分程度、デジタル教材については平均30分程度となっています。多くの先生がデジタル教材の利点を理解していて利用したいという意欲も高くなっています。
デジタル機器については、デジタルテレビや電子黒板の利用率が高くなっています。これらを授業で使うと、“関心意欲を高める”、“分かりやすくなる”と感じているようです。多くの先生が、デジタル教科書を積極的に使ってみたいと思っていることがわかりました。
デジタル教材は、その特性を活かした使い方で、児童生徒の興味をひき、授業方法の幅を広げるものになるものなので、学校現場や授業スタイルなどに合わせ、うまく利用できるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年04月10日 16:36