●地球の「水の循環」をみつめる観測衛星「しずく」 5月18日打ち上げ (2012年04月24日)
第一期水循環変動観測衛星「しずく」が、2012年5月18日(金)午前1時39分頃、H-ⅡAロケット21号機により、種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。JAXAのサイトでは、打ち上げを控えて「しずく」特設サイトを立ち上げ、「しずく」に関するさまざまな情報を発信しています。
「しずく」は地球環境変動ミッションGCOM(Global Change Observation Mission)のために開発された観測衛星です。このミッションは、宇宙から地球の環境変動を長期間にわたって、グローバルに観測することを目的としたプロジェクトです。GCOMは、地球の水の循環と気候変動を観測する、いわば宇宙から地球を健康診断する役割を持っています。このうち「しずく」の担当は水循環の観測で、降水量、水蒸気量、海洋上の風速や水温、土壌の水分量、積雪の深さなどを観測します。
JAXAは、H-ⅡAロケットによる「しずく」打ち上げの模様を、種子島宇宙センターからインターネットを通じて生中継します。現在、この映像をインターネットや携帯電話に配信するライブ中継先を募集しています。配信会社や放送局の他、科学館、街灯ビジョン、学校などが対象となり、直接、絵入りを目的としない企業や団体であることが条件となります。放送予定は5月18日(金)午前1:10放送開始予定、約1時間の放送を予定しています。
2010年のはやぶさ帰還のときには、JAXAやニコニコ動画で中継が行われましたが、アクセスが殺到したために視聴者数が制限されたり、回線がつながりにくくなったりする状況が発生しました。中継先を増やすことによって、アクセスしても見られない、という状況は解消されることが期待できます。
今回の打ち上げでは、JAXA、九州工業大学、韓国航空宇宙研究院の小型副衛星も同時に打ち上げられるそうです。いろんな研究者達の希望を乗せて飛び立ってくれるよう、お天気になるといいですね。
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投稿者 kksblog : 2012年04月24日 09:42