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(2012年03月30日)

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株式会社ジャストシステムが、慣用句の使い方やことばの意味、日常生活で使う名詞に焦点をあてて、身近にある日本語を考えるアンケート調査「変わりゆく日本語の実態」調査を行いました。

調査結果は、日本大学 文理学部国文学科 荻野綱男教授(ATOK監修委員会メンバー)の解説とともに、「ATOK 30周年記念サイト」にて、公開されています。

調査は、インターネットによって行われ、全国の10代~70代以上の男女3,104人を対象としました。

調査結果についてですが、まず、パソコンやスマートフォンなどの情報機器の普及、TwitterやFacebookなどのSNS利用者が急増したことで、新語の拡散や浸透が早まった感じがあるものの、言語変化は意外にゆっくり進行することが、わかりました。

慣用句の使い方について、子どもの頃に習得した言葉を、大人になってからも使い続けるため、世代差があるのは、時間経過による言語変化とみなせます。

たとえば、「怒り心頭に○○」の「○○」について、「発する」ではなく、「達する」と誤って覚えている人は、どの世代でも半数以上に上り、他の言葉を正解とする比率についても、世代差は大きく見られませんでした。こういったことから、60年間程度では、それほど変化は生まれないということが、わかりました。

また、言葉の意味について、たとえば、「こだわる」は、本来のネガティブな意味に加え、ポジティブな意味にも使われるようになりました。これは、意味が変化したわけではなく、両義になったことで気付かれにくい、ゆっくりとした変化であったといえます。

世代によって、使う言葉が違うイメージがありますが、ゆっくりした変化であるというのは、意外なことですね。

ジャストシステム | 身近にある日本語を考える「変わりゆく日本語の実態」調査の結果を発表



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投稿者 kksblog : 2012年03月30日 02:45


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