●火は便利なもの?怖いもの?旧型ライターへの注意喚起リーフレット:東京都 (2012年03月29日)
寒さの厳しかった今年の冬、太平洋側では乾燥も厳しい季節でした。そんな中、例年より火災のニュースも多く聞かれたような気がします。中には幼い子どもが火遊びのために命を落とした事故もあり、心が痛みます。
東京都の生活文化局では、ライターによる重大事故から子どもを守るための注意喚起を行うため、リーフレットを作成しました。これは子どもでも簡単に操作できてしまう、旧型のライターを子どもが使ったことによる火事により、子どもが死亡する事故が発生したことから、緊急に行われました。幼い子どものいる家庭での注意事項について、わかりやすくまとめられており、幼稚園・保育所、生活協同組合などを通じて各家庭に配布します。
リーフレットには、下記の重要な注意事項が書かれています。
・ 幼い子どものいる家庭では、旧型のライターをすぐに処分しましょう。
・ 子どもの手の届くところに、ライターを置かない。
・ 子どもにライターを触らせない。ライターで遊ばない。
・ 理解できる年齢になったら、子どもに火の怖さを教える。
昨年9月から、販売されているライターは、子どもが簡単に操作できないにするチャイルドレジスタンス機能がついたPSCマーク入りの製品のみになっており、それ以外は販売が認められていません。しかし、それ以前に販売された旧型のライターがまだ数多く家庭などに残っていることが多く、火遊びから火災が起きる危険は無くなっていません。
子どもの火遊びによる火災の7割は、ライターが原因というデータも示されています。家庭などに残っている旧型のライターは、ガス抜きをして廃棄することが望ましいとして、リーフレットにはガス抜きの正しい方法も書かれています。またPSCマーク付きのライターであっても、周囲の大人の注意が必要です。
ストーブや落ち葉たきなど、生活の中で火を使うことがよくあった時代には、大人が「火遊びはいけない」と口をすっぱくして言っていたものですが、最近では暖房も電気、ガスコンロも安全になっていることから、火について子どもに注意する機会が減ったと感じられます。大人も「火」の恩恵と、恐ろしさについて再度考えてみる必要があるのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2012年03月29日 22:54