教育家庭新聞社
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調査結果は、以下のようになっています。

まず、子どものストレスサインのひとつである「甘える様子が震災以前より増加した」と答えた母親は、東北で４５．７％、首都圏で３１．９％、東北および首都圏以外の地域で１９．７％でした。

同時に、「自立や成長を感じる様子が震災前より増加した」と答えた母親は、東北で６０．７％、首都圏で６２．９％、東北および首都圏以外の地域で４６．８％でした。

１年前の同時期と比較して「子どもの屋外遊び（お散歩も含む）時間が減った」と回答した母親は、首都圏で２４．３％、東北で４２．０％、そのうち福島県では７４．４％でした。

調査時点の２０１２年１月で、震災以前と比較して「気分がふさぐこと」が「よくある」「ときどきある」と答えた母親は、首都圏で２６．８％、東北で４５．６％、そのうち福島県では５１．５％でした。

震災後の子育てにおける変化は、いずれも東北が大きく、「大人同士が協力して、子どもたちに安心で安全な社会をつくりたいと思うようになった」と答えた母親は、８９．１％で、「放射能のことを心配して、食料品を選ぶようになった」と答えた母親が７３．６％、「新聞や雑誌、インターネットなどの情報をこまめにチェックするようになった」と答えた母親が７３．０％でした。

想像もしてなかった自然災害は、子育てに大きな影響を与えたのだと、つくづく実感しますね。

「第2回　3.11東日本大震災の影響　子育て調査」：ベネッセ次世代育成研究所