●まもなく東京スカイツリー開業 江戸東京博物館で特別展「ザ・タワー」開催 (2012年03月08日)
ついに今年5月に開業する東京スカイツリー、すでに開業前から多くの観光客が訪れる人気ぶりです。54年前、東京タワーができた時にも同様の熱狂があったのでしょうか。他にも国内には大阪の通天閣、札幌のテレビ塔など、20をこえるタワーがあるそうです。海外にも東京タワーをはるかにしのぐ高さのタワーが数々あり、観光スポットとして人気があります。高くそびえる「タワー」に、どうして私たちはこんなにも魅力を感じるのでしょう。
東京・両国にある江戸東京博物館では、5月6日(日)まで、特別展「ザ・タワー〜都市と塔のものがたり〜」を開催しています。19世紀末から20世紀にかけての3つの都市、パリ・東京・大阪に生まれた塔を中心に、さまざまな「都市と塔のものがたり」を、江戸東京博物館所蔵資料と、オルセー美術館をはじめとするフランス国内の貴重なエッフェル塔関連資料などにより紹介します。
そもそも「塔」という言葉は、サンスクリット語の「ストゥーパ」を語源としており、お釈迦様の遺骨を納める墓のことでした。言葉は仏教とともに日本に伝わり、三重塔、五重塔といった多層塔に変化し、「高くそびえ立つ建物」の意味を持つようになりました。西洋においても、塔は信仰的な場所にあり、祈りの対象であるものでした。
フランスのシンボルとも言えるエッフェル塔は、1889年にパリで開かれた万国博覧会で建造されたものです。300メートルという、当時にしてみれば法外な高さに挑戦した新しい「都市の塔」であり、「近代」という時代の到来を告げるものでした。日本でも同じ時代、東京では凌雲閣、大阪では通天閣という、都市の眺めを楽しむ塔が誕生します。次第にタワーは、その高さを争われるようになり、経済力・技術力の象徴のような意味合いを持ち始めます。
このような「塔」の変遷を、塔を描いた絵画などの資料を用いてひもといていきます。両国からでもスカイツリーはよく見えますから、展示を見る前後で見え方が違ってくるかもしれませんね。
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投稿者 kksblog : 2012年03月08日 07:51