●林野庁「森林と生活に関する世論調査」の結果が公開されています (2012年02月27日)
「森林と生活に関する世論調査」は、内閣府の林野庁が行なった調査で、平成23年12月1日から12月18日に実施されました。調査の目的は、森林と生活に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考とするためで、その調査結果が、内閣府のホームページに公表されています。
森林をテーマとする世論調査は、平成19年、平成15年、平成11年にも、内閣府が実施しています。
調査の概要ですが、以下のようになっています。
調査対象は、20歳の方たちで、調査項目は、「森林への親しみ」、「森林の役割と森林づくり」、「森林の利用」、「木材の利用」、「地球環境問題と森林について政府が取り組むべき方策」、「森林・林業行政に対する要望」など、全19問でした。
調査結果の主な特徴ですが、「森林に期待する働きについて」は、第1位が「山崩れや洪水などの災害を防止する働き」という回答でした。また、「木材を生産する働き」という回答が、前回調査の15%から24%へと、増加しました。
「木質バイオマスの利活用」については、「燃やして発電する、またはボイラーで熱を利用するなどのエネルギー源としての利活用の推進」が、前回調査の48%から61%へと、増加しました。
地球温暖化防止対策としての、今後の森林整備の費用負担については、「国民全体で負担する」(44%)と「温室効果ガスを排出する割合に応じて企業や国民が負担する」(44%)という回答が多くなり、さらに、「国産材製品の購入を増やし、国民全体で間接的に負担する」という回答が33%を占めました。
森林に対して、環境面で、また、癒しを目的として考えることはありがちであるものの、きっちりと現実に基づいた状態で考えることは、なかなかできていないと感じる方は、多いのではないでしょうか。詳しく見てみたいですね。
« 「春の全国交通安全運動」と「交通事故死ゼロを目指す日」で子どもを守ろう | トップページへ こんなところに、こんなものに宇宙技術?筑波宇宙センターでJAXA企画展 »
最新記事一覧
- スポーツ指導者必携! 豊かな心を育み、強い絆をつくる新しい時代のコーチング本(2013年11月23日)
- 「エコプロダクツ 2013」が、東京ビッグサイトにて12月に開催されます(2013年11月22日)
- 関西四大学が入学生を対象に『薬物に関する意識調査』を実施(2013年11月21日)
- グッドデザイン賞受賞の「超変換!!もじバケる特選」、新たに6種類を発売
- メダリストの講演やシンポジウムも 「生涯スポーツ・体力つくり全国会議」(2013年11月20日)
- 秋の「SACLA(サクラ)見学ツアー」最先端研究施設でオイシイ発見をしよう
- キッズ用ブルーライト対策メガネ エレコムより新発売
- クロスリンクマーケティング、子ども向けタブレット端末「Rainbow Pad」、トイザらスで販売(2013年11月18日)
- 教育支援コーディネーター・フォーラム参加者を募集、模擬授業体験や講演も
- 元栄養教諭らが運営する学校給食サイト「おkayu」がオープン
- 大学における教育内容等の改革状況を調査~文部科学省
- 宇宙実験を知る 日本マイクログラビティ応用学会による公開講演・公開展示
- 反転授業の動画とパンフレットを公開 ゼッタリンクス(2013年11月15日)
- 自分らしさを伝え、記入・提出を効率的に~ エントリーシート「OpenES」学生登録開始
- 世界に飛躍できる人材を~進学・留学・キャリアの相談・体験イベントを開催(2013年11月14日)
投稿者 kksblog : 2012年02月27日 01:22