●図画工作と美術の学習指導のための資料作成~国立教育政策研究所 (2012年02月24日)
国立教育政策研究所は、児童生徒の学習の実現状況を把握し、教育課程や学習指導の改善に役立てるため、『特定の課題に関する調査』を実施しています。このたび、その中から小学校図画工作および中学校美術の調査結果をまとめたパンフレットが作成されました。
調査内容は、発想や構想の能力、創造的な技能、鑑賞の能力の実現状況を把握すること、図工・美術の内容の中から、絵に表す、木片を用いてつくるなどの実技調査を実施したものです。
小学校の主な調査結果によると、材料の特徴をとらえて発想や構想できた児童は約95%、作品をつくりながらアイデアが浮かんだ児童は約75%でした。また、材料や用具の特徴を生かし、表したいものをつくることができた児童は約95%、自分なりの表し方を工夫し、提示した方法以外の方法でつくることができた児童は50%でした。
中学校の主な調査結果によると、伝えたい内容について象徴的に表すものを考え、その内容を表現できている生徒は約75%、色や図の大きさ、配置のバランスから統一感のあるデザインを考え、表現できている生徒は約45%でした。また、形や色彩によるイメージの変化や、効果について読み取ることができた生徒は約90%、形や色彩の感情効果などを理解し、図柄や配色、構成などを総合的に捉え、一般的に伝わるイメージとその根拠を述べることができた生徒は約50%でした。
パンフレットには、調査結果を踏まえて指導の改善事項も掲載されています。あわせて活動例も紹介されています。表現の学習などは、指導も難しいと思うので、参考になるのではないでしょうか。
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投稿者 kksblog : 2012年02月24日 17:44