●日本の大学は対外的に魅力を持ち続けられるか?国際シンポジウム開催 (2012年02月21日)
日本の大学生と米国の大学生では、米国の学生のほうが学習時間が長い、という調査結果が発表されました。入るのには難しいが、出るのはたやすいといわれている日本の大学、最高学府である大学が、就職するまでの“つなぎ”の場所になってしまってはいないでしょうか。
3月9日、東京・神田の明治大学リバティホールにおいて、明治大学国際教育研究所開設記念国際シンポジウム「世界大学ランキングと大学の『世界水準―日本の大学は世界の構造変動にどうむきあうか?-』」を開催します。時間は13時から18時まで、参加費は無料ですが、参加にはホームページからの参加申し込みが必要です。
第1部では、世界大学ランキングや、世界順位順のほか、大学形成の問題点を、新興国、欧州、アジア、太平洋地域それぞれの視点から、世界銀行の世界銀行のDr. Jamil Salmi、Dublin工科大学のDr. Ellen Hazelkorn、ソウル大学のDr. Jung Cheol Shinという、国際的な研究を行ってきた3名の海外の専門家に講演してもらいます。
第2部では、トップ研究大学、科学技術、大学の戦略形成、政府の役割、国際交流といった様々な立場から日本の大学の可能性とそのための環境整備の在り方について、日本を代表するスピーカーの人々に議論してもらいます。さらに第3部では、海外・日本のスピーカー、そして観客をもまじえた議論を行います。
世界大学ランキングや大学の国際的通用性は、現在日本の大学や科学技術予算の在り方を揺るがすような大問題として扱われるようになっています。このシンポジウムの中で、世界の中での日本の大学の位置づけを客観視した上で、日本の大学が国際的な魅力を高め、国内外の社会に貢献していくためにとるべき方策を考えます。
大学全入時代と呼ばれる昨今、高度な教育機関であると同時に、最先端の研究機関である大学の意義を見直す時期に来ているのかもしれません。世界的な大競争に突入することが予測される今、日本の大学はどうなっていくべきかを考えるために参加してみてはいかがでしょう。
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投稿者 kksblog : 2012年02月21日 00:52